障害者雇用の業務切り出し

テスト結果集計|研修・教育運営事務から在宅に切り出す

テスト結果集計は、研修・教育運営事務にある作業です。動きとしては「集計する」にあたり、 扱う情報の機密度はです。この作業がいまどう回っているか、 在宅の1人に切り出すと何が変わるかを、2つの場面で書きました。

この作業がいま止まっている場面

研修・教育運営事務|研修が重なる時期のテスト結果集計を、在宅の1人が引き取る

研修・教育運営の担当者は、研修後に実施したテストの結果を集計し、受講者ごとの成績を表にまとめる作業を、研修内容の企画業務の合間に行っています。研修が重なる時期は集計する件数が増え、企画業務に追われて集計が後回しになることがあります。集計が遅れると、合否の判断や次の研修の案内を出すタイミングも遅れてしまいます。担当者としても研修内容の企画を優先したいところですが、テスト結果の集計にも一定の時間を取られています。テスト結果集計だけを在宅の1人に切り出すと、研修・教育運営の担当者は企画業務に集中でき、集計の遅れも起きにくくなります。必要なのは表計算の基本操作で、扱う内容は受講者のテストの点数が中心のため機密度は低く、最初の1件として任せやすい業務です。

研修・教育運営事務|複数拠点分のテスト結果集計を、在宅の1人が引き取る

複数拠点で実施した研修のテストを集計している研修・教育運営の担当者は、拠点ごとに届く結果をひとつの表にまとめており、拠点が多い分だけ集計する件数も増えていきます。企画業務と重なると集計が後回しになり、報告の締め切りぎりぎりに慌てて対応することもあります。集計が遅れると、拠点ごとの傾向を比べて次の研修に生かす判断のタイミングも遅れてしまいます。拠点が増えるほど、そろえて集計する作業そのものが重くなっていきます。テスト結果集計をまとめて在宅の1人に任せると、研修・教育運営の担当者は企画業務に専念でき、集計も拠点をまたいで整った状態でそろいます。必要なのは表計算の基本操作で、扱う内容は受講者のテストの点数が中心のため機密度は低く、まず任せてみるのに向いています。

渡すときに決めておくこと

テスト結果集計が扱う情報の機密度はです。 社外の目に触れても困りにくい情報なので、在宅で最初に渡す1件として検討しやすい作業にあたります。 決めておくことは、どのファイルまで見てよいかの範囲と、終わったことをどこに書いて知らせるかの2つです。

この作業に要るスキルと、訓練で教えているか

テスト結果集計に要るスキルは1つです。

⭕スキルが訓練に有る=2/7事業所(うち在宅可と明記 1事業所)。

どの訓練メニューにつながったかを、事業所が公開している言葉のまま並べます= 「表計算(Excel)の基本操作←Excel/表計算(Excel)の基本操作←Excelの基礎・応用」。左がこの作業に要るスキル、右が事業所のメニュー名です。 メニュー名が作業名と違っていても、要るスキルが同じなら、その事業所で練習した人に任せられる可能性があります。

在宅の求人では、この作業がどう呼ばれているか

在宅の求人サイト7件の職種カテゴリと照らすと、テスト結果集計は 「7サイトの職種カテゴリに無い(求人サイトは職種の粒で、作業の粒では分類していない)」という結果でした。 求人サイトは職種の単位で分類しているため、作業の単位ではそのままの名前が出てこないことがあります。 求人の職種名で探しても見つからない作業が、社内にはあるということです。

同じ研修・教育運営事務にある、ほかの作業

研修・教育運営事務には、このほかに9件の作業を並べました。 1件だけを切り出すより、近い作業をまとめて渡すほうが、渡す側の説明が1回で済みます。

作業動詞機密度訓練にあるか
対象者リスト整える ❓必要スキルが決まっていない(作業名から拾えない)
受講案内送信連絡する ⭕スキルが訓練に有る=3/7事業所(うち在宅可と明記 1事業所)
出欠管理整える ❓必要スキルが決まっていない(作業名から拾えない)
教材登録入力する ⭕スキルが訓練に有る=3/7事業所(うち在宅可と明記 1事業所)
未受講リマインド期限を管理する ⭕スキルが訓練に有る=2/7事業所(うち在宅可と明記 2事業所)
アンケート集計集計する ⭕スキルが訓練に有る=2/7事業所(うち在宅可と明記 1事業所)
修了証作成入力する ❓必要スキルが決まっていない(作業名から拾えない)
研修履歴更新整える・記録する ❓必要スキルが決まっていない(作業名から拾えない)
接続案内連絡する ⭕スキルが訓練に有る=3/7事業所(うち在宅可と明記 1事業所)

研修・教育運営事務の10件をすべて見る

部署は違うが、同じ動きの作業

テスト結果集計の動きは「集計する」です。 同じ動きの作業は、部署をまたいで24件ありました。 在宅の1人にまとめて渡すとき、部署ではなく動きでそろえると、覚えることが1つで済みます。

作業部署機密度
数値の集計全部署共通
定例レポートの作成全部署共通
勤怠データの集計労務・勤怠事務
残業時間一覧労務・勤怠事務
利用状況の集計情報システム事務
アンケート集計研修・教育運営事務
広告レポートの数値入力マーケティング・広報事務
問い合わせ経路の集計マーケティング・広報事務
売上集計Webサイト・EC運営事務
定期レポート用データの準備マスターデータ管理
定例報告の集計プロジェクト・PMO補助
在庫一覧物流・在庫管理事務
倉庫報告の集計物流・在庫管理事務
棚卸しデータ集計物流・在庫管理事務
定例数値の集計経営管理・会議運営補助
KPI管理表経営管理・会議運営補助
部門別データ統合経営管理・会議運営補助
アンケートの集計人事・総務事務
売上データの集計営業事務
見積の比較表づくり購買・発注事務
発注履歴の集計購買・発注事務
締結状況の一覧化文書・契約管理
よくある質問の集計顧客対応事務
満足度アンケートの集計顧客対応事務

公的な相談先(無料)

このサイトは一覧を並べるだけで、制度の可否は判断しません。実際に進めるときは、下の公的な窓口で確認してください。いずれも事業主が無料で使えます。

窓口対象費用申込の形
障害者のテレワーク雇用に関する無料相談窓口(厚生労働省の委託事業)
twp.mhlw.go.jp
全国の採用担当者無料申込フォームまたは電話。相談は対面またはオンライン。最大5回のオーダーメイド支援
高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)
jeed.go.jp
事業主全般無料の資料・相談あり地域障害者職業センターに相談。事例集や「はじめての障害者雇用」の資料を公開
ハローワーク事業主全般無料窓口で求人の相談。障害のある方のための求人の区分がある
JEEDは職務をつくる方法を3つのモデルで整理しています=切り出し・再構成モデル(職場にある定型反復的な作業を探し出し、切り出して再構成する)、積み上げモデル(限定的な職務から始めて領域を広げる)、特化モデル(得意領域に特化する)。このサイトの一覧は1つめのモデルの材料です。